2013年10月31日木曜日

あざみ野ぶんぶんプロジェクトの今後について


3.11から2年半が過ぎました。
福島原発では汚染水漏れが明るみになり、昨年末には決まる予定だった新しいエネルギー基本計画は棚上げのまま、いったいあの震災は何だったのか、原発を止めようという市民のうねりはどうなったのか、よくわからぬまま、淡々と毎日は過ぎています。

人によってはそれを後退だ、停滞だ、というかもしれません。
しかし、そうでしょうか。
わたしたちで言えば、政府に向かって物申した1年前の夏以降、毎日の生活に欠かせない「電気」を身近に感じ、つくり出す活動「独立型ソーラーシステムワークショップ」を新たにスタートし、あざみ野周辺エリアに小さな発電所が幾つか誕生しました。
全国を見渡すと、ご当地電力があちこちで立ち上がり、地域経済を地域で回そうという動きが始まっています。

あざみ野ぶんぶんのメンバーも、この間、結婚、出産、介護など、さまざまなライフステージの変化がありました。
より柔軟に、かつ持続的に活動をしていくためには、事務局機能を強化して、エネシフ活動に本腰を入れる人、日々の暮らしを大切にしながら決して諦めずに過ごす人、いろんなグラデーションがあっていいのではないか、と考えました。


エネルギーと一言でいっても、電気のことだけでなく、わたしたちの暮らし全体、食べ物も空気の環境も、地域での関係性のつくり方も、ぜんぶ関わってくること。
「未来世代への思いやりをもって、持続可能な暮らし方を実践していこう」というコンセプトをもった、あざみ野ぶんぶんプロジェクトの姉妹メディア・NPO法人森ノオトのエネルギー部門ということで、ひらたく言えば、森ノオトとぶんぶんは一緒になって、今後も活動をより強固に続けていこう、という結論を出しました。


とはいっても、3.11を機に立ち上げたときの切迫した状況、そして「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」という名前に込めた想いは、変わるものではないし、いつでもそこに立ち返ろうと、名前は変わりません。
一人ひとりの力は小さくとも、それが共鳴すれば、地球を動かすことができるくらいに大きな力になる。
生活者視点を生かしたエネルギー革命を目指していく。
東日本大震災、つまり、常にその原点を忘れずに、「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」の名前を継承します。

今後のあざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動告知やレポートは「横浜あおば発・地元のエコ発見メディア森ノオト」に移ります。

その他、これまでの上映会の告知やレポートに関しては森ノオトの右上の検索窓より「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」でご覧くださいますよう、よろしくお願いします。



★森ノオトでのあざみ野ぶんぶん関連コンテンツ★

エレキガール奮闘記
http://morinooto.jp/category/ecoloco-essay/kitahara-column/elekigirl/

顔の見えるエネルギー
http://morinooto.jp/category/ecoloco-essay/local-energy/

エレキ女史の電氣文学 
http://morinooto.jp/category/ecoloco-essay/miss-elektel/

おひさまレシピ
http://morinooto.jp/life/kitchenlabo/foil/




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独立型ソーラーシステムのデモをするよ♪ ソーラークッカーの手づくりワークショップも! 11/9(土)復興まつり@横浜・山下公園


生活クラブ生協や神奈川ネットワークなどが中心となり東日本大震災の被災地支援と復興を目指したお祭り「東日本大震災・復興支援まつり」が、11月9日(土)、横浜随一の観光地・山下公園で開催されます!

これまであざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動を応援してくださった、神奈川ネットワークの若林智子県議会議員のお誘いで、ぶんぶんブースが復興祭りに登場します!

あざみ野ぶんぶんプロジェクトでは、独立型ソーラーシステムのデモ機の展示、カンタンワークショップ、ソーラークッカーの手づくりワークショップを行います。

復興まつりの音響・ステージは、あの藤野電力が手がけます。
生活クラブ風車・夢風のエネルギーを使った100%自然エネルギーのお祭り、秋の一日を楽しみに、ぜひお出かけくださいね♪


東日本大震災・復興支援まつり
日時:2013年11月9日(土) 11:00-15:00
場所:山下公園
主催:東日本大震災復興支援まつり実行委員会
ホームページ:
lhttp://kanagawa.seikatsuclub.coop/activity/kanagawa/news/2013/10/119.html

あざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動が本になった! 『暮らし目線のエネルギーシフト』(コモンズ刊)、11月3日、全国の書店、ネット書店で発売します!


11月3日、環境・社会・国際貢献分野で定評のある出版社・コモンズより、あざみ野ぶんぶんプロジェクトのエネシフ活動をまとめた1冊『暮らし目線のエネルギーシフト』が発売になります。著者は不肖わたくし・キタハラマドカです。
(192ページ、1680円)



あざみ野ぶんぶんプロジェクトの成り立ち、鎌仲ひとみ監督の映画『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会、その後、毎月続けた勉強会、1年前、時の大臣に手渡した『お母さん版エネルギー基本計画』、独立型ソーラーシステムが家にやってきて暮らしがどういう風に変わったか、などなど、エネシフ活動と日々の暮らしを行ったり来たりしながら、家庭で無理なくできることから始められるエネシフアイデアが満載です!

全国の書店ほかamazonなどのネットストア、そしてお近くの方は復興祭りや森ノオトのワークショップなどで直接販売もいたしますので、ぜひ、お買い求めいただければ幸いです♪