2011年9月30日金曜日

キタハラの連載情報<顔の見えるエネルギー ロコ・エネの種をまこう

こちらのブログでもご紹介している、東京都の太陽エネルギー普及プロジェクトを、昨年末に取材しました。東京都の環境政策は、実は世界の都市のなかでも最 も先進的と言ってもいいほどです。大企業のオフィスビルに対して、CO2排出量の総量削減義務を設けたり、排出量取引制度を日本の都市としては初めて導入 したり。

2008年から国が太陽光発電の普及策に本腰を入れるようになりましたが、東京都では、太陽「光」だけでなく、太陽「熱利用」についても評価しています。
むしろエネルギーの総合効率でいけば、光発電よりも、太陽の熱をそのまま暖房に使う太陽熱利用ソーラーシステムや、太陽熱温水器のほうが、高いとして、2011年4月より、太陽熱利用を積極的に促進しています。

太 陽光発電も太陽熱利用も、戸建て住宅向けのシステムです。しかし東京で一戸建てを建てるのは、地価が高く、土地面積が限られ、太陽光発電には十分な屋根面 積をとるのは難しい。太陽熱利用であれば、より効率よくエネルギーを利用できるため、東京のように敷地が小さな住宅でも、より有効にエネルギーを使うこと ができる、と考えられています。

自然エネルギーがよいとひとくちにいっても、都市に向いたエネルギーと、そうでないエネルギーがあります。あざみ野周辺も、東京と状況はほぼ変わりありません。都市生活の中でエネルギーシフトをどう実践してゆくのか。東京都の取り組みはとても参考になるはずです。

第11回・アナログだけど高効率、あなどれない太陽熱エネルギー
東京都が力を入れる太陽熱エネルギー普及策
 http://theearthnews.jp/feature/2010/12/11-1.php 


2011年9月27日火曜日

わたしたちあざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動スタンスについて

8月30日の勉強会で、参加者の方からご要望がありました。
「学生や社会人でも勉強会に参加しやすいように、土日の活動を検討してほしい」と。

活動を広げていくには、できるだけおおぜいの人が参加できるように、と、たいへんありがたいご意見をいただきました。感謝しています。
『ミツバチ』の上映会も、1日でも土日開催すれば、平日はお勤めのお父さんたちにもお越しいただけたのでは……と思います。







しかし、あざみ野ぶんぶんプロジェクトの実行委員は全員女性で、小さな子どもがいるお母さんが半数以上。土日はどうしても家族優先となり、また保育の手もないため、わたしたち自身が持続的に無理なく活動していくには、平日の午前中という活動に限られてしまいます。

また、お母さんたちは、子どもが学校や幼稚園に行っている平日の午前中しか自分の自由になる時間がないことが多いです。
そういう方の多くは、休日や夜間に都内で開催される勉強会やイベントに参加しにくい、という現実があります。
わたしたちあざみ野ぶんぶんプロジェクトのスタンスとしては、実行委員のおかれた状況と、学びの機会を得にくい女性層をターゲットに、あえて平日の午前中という時間帯で活動しています。

青葉区内では、ほかにも複数環境NPOや任意団体があります。
わたしたちあざみ野ぶんぶんプロジェクトでは、ほかの団体と連携しながら、地域活動をしたいお父さんや若者、学生さんなどが参加しやすいイベントや講演会などもご案内していきたいと考えています。

小さな点と点が結びつけば、大きな変化は可能です。
一人ひとりがあちこちで「ぶんぶん」していくために、積極的に横の広がりをつくっていけたら、と思っています。


2011年9月23日金曜日



10月3日(月)に、アートフォーラムあざみ野で、再度『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会が開催されます。

「観て、聴いて、未来を変える上映会&講 演」がテーマのこの日は、午前中は映画を観て、午後は環境活動家の田中優さんの講演をたっぷり2時間聴くことのできる、豪華な1日となりそうです。

主催は青葉台を中心に活動する団体「 Light & Information」さん。
「10月3日を、人の心の中にある隠れた恐れ・持続可能な未来を阻むバリアをはずす助けとなるようなイベントにしたいと思っております」と、主催者の石井凪さんは話します。

「観て、聴いて、未来を変える上映会&講演」in あざみ野
http://mitsubachi-azamino.jimdo.com/
日時:2011年10月3日(月) 
映画上映    09:45~12:00(開場9:25)
ドキュメンタリー映画 『ミツバチの羽音と地球の回転』
講演    13:00~15:00
田中優氏 『原発に頼らない、地球を宝とする永続可能な社会へ』(仮題)

料金  前売券 1.800円   当日券 2.000円
会場 アートフォーラムあざみ野 1F レクチャールーム
託児あり(1歳半から未就学児)。アートフォーラムあざみ野「こどもの部屋」要予約。3日前の17時まで。
親子室観賞(先着5組)あり。事前に主催者までお申し込み下さい。

お問い合わせ先
E-mail: light.and.information333@gmail.com(石井)
URL: http://mitsubachi-azamino.jimdo.com
TEL: 090-9345-7249(石井) 080-2036-0575(佐藤)



2011年9月19日月曜日

第3回ぶんぶん勉強会は9/27、鷺沼発電所の見学会です

あざみ野ぶんぶんプロジェクトの第3回目の勉強会の詳細が決まりました!
あざみ野近辺にある再生可能エネルギーの発電所を見学に行くツアーです。


水流 - 写真素材









  (c) puppyストックフォト PIXTA

みなさんは「マイクロ水力発電」をご存知ですか?
水力発電と言えば巨大なダムから大量の水を落として発電するため、環境破壊を伴うイメージが強いのですが、マイクロ水力発電は、小さな川や、上水道や下水道の落差を利用して発電するとても小さな発電所で、都市部でも設置できることが特徴です。

あ ざみ野からいちばん近い発電所は、鷺沼駅から徒歩3分のところにある
「ふれあい広場」と「土橋小学校」に隣接した、川崎市水道局「鷺沼発電所」です。
川崎 市北部の長沢浄水場から鷺沼配水池までの自然な傾斜によって配水している設備に、小型の横軸プロペラ型発電機を設置しています。

詳しくは以前キタハラが書いた記事をご参照ください。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/166/index.shtml

第3回の勉強会では、講師をお呼びしてマイクロ水力発電についてのレクチャーを聞いてから、鷺沼発電所への見学ツアーを行います。
移動があるため、定員は15人とさせていただき、定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。

【第3回あざみ野ぶんぶん勉強会】
日時 9月27日(火)9:30〜
集合場所 山内地区センター工芸室
スケジュール マイクロ水力発電についてのレクチャー(1時間程度)を受けた後、鷺沼発電所まで電車で移動(交通費は各自負担)。12:00鷺沼駅解散予定。
参加費 1000円。

※なお、今回の会場となる山内地区センターの工芸室は炉があって危ないために未就学児の入室不可となります。また、発電所は危険を伴う施設であることから、今回のみ、お子様連れのご参加はご遠慮願います。
大変申し訳ありません。

申し込みは
azaminobunbun@gmail.com
までお願いいたします。


2011年9月16日金曜日

鎌仲監督からの情報をまとめました その4

講演会で監督がおっしゃっていた、エネルギーシフトや、放射能汚染対策を
具体的に行っている団体の情報です。

・ISEPサポーター
http://www.isep.or.jp/join_supporter.html 


ガラス地球儀 - 写真素材
(c) ウルムナフストック写真 PIXTA


『ミツバチ』の映画にも登場し、いま日本で最も注目されている
自然エネルギーの第一人者・飯田哲也氏が所長を務めるNPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)。
ISEPのサポーターに登録すると、自然エネルギーに関する政策情報などが送られてきます。

最先端の情報をキャッチすることで、自分がどのようにエネルギーシフトに
関与できるのか、より具体的になってくるはず。


2011年9月13日火曜日

鎌仲監督からの情報をまとめました その3

講演会で監督がおっしゃっていた、エネルギーシフトや、放射能汚染対策を
具体的に行っている団体の情報です。

長野県小諸市では、市内の小中学校に太陽光発電設備を設置し、
グリーン電力証書を活用することで、学校の環境教育活動に役立てているそうです。
http://www.city.komoro.nagano.jp/www/contents/1237966163380/index.html 


ソーラー発電 パネル - 写真素材
(c) jun.SU.ストック写真 PIXTA
 
太陽光発電は、通常時には自家発電できるばかりでなく、非常時には自立運転も可能です。
災害があった時に避難所になるのは学校です。
学校に太陽光発電があることが災害時の安心につながります。

横浜の学校でも少しずつ普及してくるといいですね。


8/30 第2回ぶんぶん勉強会の報告

830日(火)にアートフォーラムあざみ野のセミナールームでおこなった
2回ぶんぶん勉強会。この日は合計16人での開催となりました。
630日・71日の上映会で、各30分ずつ、計4回の講演の記録ビデオを
みんなでシェアしました。




内容は、子どもたちの内部被ばくへの警鐘から、
日本の原子力プロパガンダ、福島の子どもを守るために立ち上がった医師たちの活動、
まだ無関心な層にどうやって働きかけたらいいのかまで……多岐に渡りました。




2時間に及ぶ講演ビデオを観たあと、参加者全員でシェアリングをしました。
監督の講演から、自分がどんなテーマを見つけ、学んで、伝えていきたいのか。
それぞれ話していただきました。
「どうしたら自然を壊さずに暮らせるのかを追求したい」
「国会議員に積極的に質問しに行く」
「食にまつわることで電気に頼らないようにしていく」
「ソーラークッカーに挑戦してみたい」
「地域で活動をしているほかのお母さん方とネットワークをつくっていく」
など、それぞれ自分の興味関心の高い分野から、自分の活動を決め、
具体的に動いていくための意志を発表しました。




あざみ野ぶんぶんの勉強会では、「学ぶだけでは終わらない。次の行動に移す」
ための確認作業をしていきたいと考えています。
今後とも、みなさん、よろしくお願いします!

2011年9月9日金曜日

鎌仲監督からの情報をまとめました その2

講演会で監督がおっしゃっていた、エネルギーシフトや、放射能汚染対策を
具体的に行っている団体の情報です。

あざみ野からほど近い、町田市鶴川の和光学園では、放射線を正確に
計測できるシンチレーションサーベイメーターを導入。

近隣小中学校からの貸し出し要請にも快く対応してくださっているようです。
http://www.wako.ed.jp/k2/about/2011/06/post-18.html



2011年9月6日火曜日

鎌仲監督からの情報をまとめました その1

講演会で監督がおっしゃっていた、エネルギーシフトや、放射能汚染対策を
具体的に行っている団体の情報です。

■東京都 太陽エネルギー普及策
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/renewable_energy/solar_energy/index.html

東京都環境局では、太陽エネルギーを利活用していくための補助制度を設け、
積極的に再生可能エネルギーの普及に努めています。
2009-2010年度で90億円もの補助金を投入し、都内では太陽光発電の
本格的な普及が始まりました。


蟻の避暑 - 写真素材
(c) カミジャストックフォト PIXTA
 

しかし、実は太陽光発電より、太陽熱を直接給湯などに利用する
「太陽熱利用」のほうが
エネルギー効率では断然高いのです。
東京都は2011年度から太陽熱利用促進に特化した普及策を講じています。



2011年9月2日金曜日

9/18(日)シンポジウム 「原発」今こそ考えよう 開催!

3.11東日本大震災・東電福島原発事故より半年が経とうとしています。
3.11より、私たち市民の最大の関心事は
「原発」「放射能」「エネルギー問題」ではないでしょうか。
しかし、「メディアから一方的に情報を受けるだけでは、
これらの問題とどう向き合っていくべきか
わからない」という方が大多数だと思います。
だからこそ自らが「知る」「聞く」「考える」を得たいと思う、
地域の人のためのシンポジウム
「原発」今こそ考えよう 〜市民が拓く 日本の未来 地域の未来〜
が、9月18日(日)、あざみ野で開催されます。




原発分野で名を馳せる、今注目の賢人3名がパネリストとして登壇します。
エネルギー政策の論客としてわかりやすく、明瞭に論じ、
いまや誰もが話を聞きたいと熱望する衆議院議員で元外務委員長の河野太郎氏。
原発の格納容器の設計者として、技術者の観点から福島原発事故の事故分析、
技術解説を行ってきた後藤政志氏。3.11直後、Ustreamでの後藤さんの解説を頼りに
ネットにかじりついた方も多いのではないでしょうか。
そして、西武百貨店の若き社長として知られ、参議院議員を経て浜岡原発停止を求めて
静岡県知事選出馬、現在は環境NPOのThink the Earthプロジェクト理事長や
森ビルなどの特別顧問を務める水野誠一氏です。
コーディネーターは前衆議院議員の福田峰之氏、司会・進行はあざみ野ぶんぶんプロジェクト、森ノオト編集長のキタハラマドカが務めます。

日時:9月18日(日) 13:30〜15:30(開場13:00)
開場:メロンディアあざみ野(あざみ野駅より徒歩5分)
参加費:前売1000円、当日1500円
定員:230名
チケットは事前申し込みで前売扱いで購入可能です。
事前申し込みは TEL 080-1337-6532(受付時間10:00〜17:00)
E-mail forsymposium@gmail.com

主催は、青葉台を拠点にリユース食器で知られるNPO法人Waveよこはま、そして社団法人ウィズダム教育研究所。
当日の様子はネットテレビ局「日の出テレビ」がUstreamで中継します。UtreamかTwitter、facebookのアカウントでチェックインすることで、当日、意見や質問をすることができます。
(当日の中継チャンネル)
http://www.ustream.tv/channel/hinodetv

当日は質疑応答の時間をたっぷり用意し、パネリストに直接「原発」「放射能」「エネルギー」について質問できるチャンスです。ぜひあざみ野まで足をお運びください。

また、子連れでの参加も可能とのこと。保育はありませんが、会場内にキッズスペースを用意しているそうです。

詳細はこちらでご確認ください。
http://morinooto.jp/morijoho/dengonban/918.html